【体験談】ウィーンの病院・歯医者・整形外科 & オーストリアの市販薬

ウィーン留学

 

留学中や海外旅行中に具合が悪くなったとき、どこの病院にどうやって行けばよいのでしょうか。

言葉、病院のシステム、また付き添ってくれる人もなく、ひとりで行かなければならない状況で、さらに具合が悪くなりそうです…

 

この記事は、私がウィーンでこれまでにかかったことのある病院についての体験談です。

 

私自身、幸いな事にこれまであまり病院に行く機会がありませんでした。

そのためあまり多くをご紹介することができないのですが、ひとつの体験談として、参考にしてもらえたらと思います。

 

 

私のウィーン・ミュージカル留学については以下の記事にまとめています⇩
ミュージカル留学の穴場 オーストリア・ウィーン!【体験談】

 

 

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ウィーンの病院

オーストリアで病院にかかる際には、以下の2点をホームページなどで事前に確認すると良いです。

・予約が必要か
・保険が使えるか(保険診療をしたい場合)

 

予約が必要か

オーストリアの病院は予約が必要な場合が多く、予約なしで行っても診てもらえないことがあります。痛みなどがあって緊急の場合には、その旨を伝えると近い日時で予約を取ってもらえると思います。

予約なしで診察を受けたい場合には、 ”Terminvereinbarung nicht erforderlich” (予約不要)などの記載がある病院で受け入れてもらえます。

”Allgemeinarzt” (一般医、家庭医)は、予約なしで診察可能なことが多いようです。

 

保険が使えるか
Alle Kassen : すべての保険が使える
Privat : 保険は使えない、自費診療
Wahlarzt : 自費診療だが、治療費の一部を後から保険で払い戻せる

などの記載がホームページや看板などで見つけられると思います。

保険が利用できる病院では、無料で診察を受けることができます。
(日本のように3割負担、などはなくて完全無料です!)

 

家庭医(風邪などの体調不良全般)/ Allgemeinarzt, Hausarzt

矢本クリニック

 

住所: Schottengasse3a / Stiege4 /71A, 1010 Wien

U2 の Schottentor 駅近くにある、日本人医師の矢本美樹先生のクリニックです。

私は留学を初めて3ヶ月くらいの頃、試験前だというのに風邪をひいてしまい、矢本先生のクリニックにお世話になりました。電話予約をしてから行きました。

当時私は現地の健康保険ではなく、日本の留学保険に加入していたのですが、矢本先生のクリニックで問題なく使うことができました。

海外で病院に行ったのは、これが初めての経験でした。
言葉の心配も大きいなか、矢本先生のクリニックのおかげでスムーズに安心して診察を受けることができました。

 

プライベート病院「望」(Zentrum NOSOMI)

 

住所: Sachsenplatz 9/30, 1200 Wien

こちらは日本語を話されるヘルムート・バチョフスキー先生のクリニックです。

私自身はこちらで診察を受けたことはないのですが、先生の奥様が日本人の方で、ホームページも日本語で記載があります。

健康診断以外の診察では、自費診療または一部保険負担診療になるようです。

 

整形外科 / Orthopädie

Orthopoint

 

住所: Mariahilferstraße 49/Stieg 2/33, 1060 Wien

U3 の Neubaugasse 駅からすぐの整形外科です。

以前、腰を痛めた際にオーストリア人の同僚からここを紹介してもらいました。
要予約の病院ですが、痛みが強い旨を伝えたところ、翌日に予約を入れてもらえました。

受付の方から先生まで、皆さん親切で感じの良い病院でした。

腱鞘炎で病院を探していた知人にもこの病院を紹介したところ、すぐに予約が取れて注射をしてもらえた、と話していました。

怪我が自分の仕事や勉学に支障をきたすものである場合、その旨を予約を取る際に伝えたほうが予約がスムーズに取れると思います。
(例えば、自分はダンサーだが、腰を痛めてしまった。自分はピアニストで、腱鞘炎になってしまった。など)

 

歯医者 / Zahnarzt

Dr. ADELA JANAS ZAHNÄRZTIN

 

住所: Engerthstraße 81/2, 1200 Wien

U6、Sバーンの Handelskai 駅近くの歯医者さんで、要予約、保険診療が可能です。

日本で治療した虫歯が痛み出して、急遽お世話になりました。

日本人の方から紹介して頂いた歯医者さんで、要予約ではあるのですが、すぐその日に診察してもらうことができました。

何度か虫歯の治療に通ったのですが、(私が通っていた時は)全員女性スタッフで、キレイで快適な病院でした。

治療した歯に被せる金属が全額保険でカバーできないものだったので、一度だけ病院で80ユーロくらい払ったことがありましたが、後から保険で半分ほどが返金されました。

 

Zahnärzte Dr. Marković

 

住所: Westbahnstrasse 60/9, 1070 Wien

U6の Burggasse 駅近くにある歯医者さんで、保険診療が可能です。

親知らずが虫歯になって激痛になってしまったために、かかった歯医者さんです。

引越しをしたために以前かかった歯医者さんは遠くなってしまい、激痛すぎて遠くまで行く気力もなく、インターネットで家の近くの歯医者さんを探しました。

電話予約をして、翌日に診察してもらうことができました。

この病院では、親知らずを抜歯しただけなので一度しか行っていませんが、とてもきれいで、スタッフの方々も感じが良かったです。

 

 

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薬の処方について

 

薬の処方がある場合には、病院で ”Rezept” (処方箋)をもらい、 ”Apotheke” (薬局)で薬を購入します。

どこの薬局に行っても大丈夫ですが、だいたい病院の近くに薬局があることが多いと思います。

 

 

市販の薬

オーストリアで市販の薬を買う場合にも、上記の薬局に買いに行くことになります。

オーストリアにも日本のマツキヨのようなお店(dm、BIPAなど)がありますが、購入できるのは医薬部外品のみです。

 

そのため、薬を買う際は薬局で、薬剤師さんから買うことになります。

(日本のように、お店の棚から自分でテキトーに選んで買うってことはほぼないです。)

 

また、日本で市販薬として売られている薬が、オーストリアでは売っていない、ということもあります。

 

私は生理痛や偏頭痛で痛み止めを飲むことが多く、日本ではいつもロキソニンを常備薬にしていたのですが、オーストリアにはロキソニンの成分であるロキソプロフェン系の痛み止めが販売されていません。

オーストリアで販売されている主な痛み止めは、

・アセトアミノフェン系(ノーシン、カロナール)
・イブプロフェン系(イブ)
・アスピリン系(バファリン)
・ジクロフェナク系(ボルタレン)

などであり、私にはいまひとつ効きが悪いでです😭

常用している薬がある場合には、同等のものがオーストリアでも手に入るか調べておいたほうが良いかもしれません。

 

週末や夜中に緊急で薬が必要になった時には、”Apotheke Notdienst” と検索すると、24時間開いている薬局を見つけられます。

 

私のお役立ち医薬品

最後に少しですが、私がリピート購入しているお役立ちな薬を紹介します。

Chlorhexamed FLUID 0,1%

 

イソジン的なうがい薬で、冬場や絶対に風邪を引けない期間などには特に愛用しています。

 

 

TANTUM VERDE

 

のどぬーるスプレー的な薬で、喉の痛みがある時にかなり効果的です。

もはやお守りのように常備しています。

 

 

Nasivin 0,05% Spray

 

点鼻薬です。即効性があって鼻ずまりがひどいときにとても助かります。

上記の喉スプレーとともに、これもお守り的な常備薬です。

 

 

FLAMMAZINE Crem

火傷用の塗り薬です。

日常そんなに頻繁に火傷する人はいないかと思いますが、私はレストランのキッチンで働き始めた頃、よく火傷をしていたのでこの薬がとても役に立ちました。

かなりよく効いて、火傷痕はほとんど残っていません😊

 

マッサージボール

これは医薬品ではありませんが、腰痛や肩こりなどの改善にかなり効果的です。

もちろん、症状によっては薬や病院での治療が必要ですが、マッサージが効果的な場合には、このマッサージボールはかなり使えます。

私は日本では度々はり治療に通っていましたが、今のところオーストリアでは通いたい鍼の先生が見つかっていないので、このマッサージボールとストレッチが欠かせません。

 

 

以上、私のオーストリアでの病院、薬に関する体験談をご紹介しました。

 

 

あなたの心配事を少し減らせますように。

 

 

 

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